旧世代合図灯           ページ内移動:マウスでスクロール,メニューへの戻り:バックボタン.

 昭和時代に合図灯を供給していたメーカーの製品(白光舎・磯村産業以外)を掲載しています.
大阪灯具製作所
廻型合図灯
 椛蜊纉萩製作所は大正14(1925)年10月の設立で,鉄道用信号・照明装置などを製造してきました. 昭和47(1972)年にトーグ安全工業鰍ニ社名を改め,現在も大阪市浪速区で安全関連用品の製造販売を行っています. カーバイド灯と電灯がありますが,以下は廻型の電灯で白光舎のものと形態的にそっくりです. 上蓋部がアルミ鋳物の削り出しで出来ており,頑丈な造りです.銘板やカーバイド灯の煙突には「OTC」のマークが彫られています.

昭和30年1月製.西鉄大牟田線で使用.
 

共栄商事
共榮式鉄道携帯電燈
 共栄商事鰍ヘ昭和23〜24年頃の短い時期,「共榮式鉄道携帯電燈」と「鉄道荷役燈,第二号型」を供給したメーカーで, 銘板には「東京・日本橋,共榮商事株式會社」とありますが,今となっては経緯の追えない謎メーカーです. 下は「携帯電燈」の例ですが,外観上は「白光式検車灯」に酷似し,側面にはベルト掛けが設けられています. 色の転換方式が独特で,レンズ下部に設けられた予備電球ケースに赤・緑のプラ製キャップが収納してあり, 色を換えたいときはレンズ部を開いて電球に直接キャップというものです. 終戦直後の物資不足の時代背景からか,プラキャップの透明度が悪く,色灯としては使い物にならなかったと思われます. 「荷役燈」は立方体に近い形状で,「工」マークがエンボス加工されています. この製品の銘板は「共榮機器興業株式會社」となっており,短い間に会社名が変わったようです.

昭和23年11月製.熊本電鉄電車庫で使用.
 

シヤイン電器
作業灯
 昭和30年代後半から40年代後半に「作業灯」を供給したメーカーで,共榮商事と同様,経緯のトレースが不可能です. この製品の最大の特徴は充電機構を内蔵していることで,単一型充電池x2本とトランス・半波整流回路が組み込まれており, 本体後部のコネクタにコードを接続し100V電源に繋げばどこでも充電可能でした. 小さいながらも半球状のプラ製色フィルタ(赤・緑)を持っていて,本体上のレバーで転色して合図灯としても使用です.

昭和47年3月製.東塩釜駅で使用.
 

ユアサ
合図灯
 蓄電池メーカーとしておなじみの湯浅電池製造鰍ェ近鉄用に製造した合図灯です. 懐中電灯のようですが,スライドスイッチの位置により,緑,赤,赤+白の使い分けができるようになっています. 円筒型のため全周から光が見える特長があります.単二電池×3本で点灯します.

昭和40年代製.
 

岩田製作所
轉轍機標識点灯予備器
 岩田製作所は改札鋏など駅務系の用品を扱っている会社です. これは夜間,ポイントの矢羽根表示灯(紫と橙のもの)の中に入れて点灯するもので, 4方向に反射鏡が取り付けられ,中央部に2Vの蓄電池(TA2-2)を収納します, 使用頻度の少ない側線のポイントなどで用いられたようです. なお白光舎の角形合図灯の筐体を利用したものもあるようですが,メーカー製ではなく現場製作品のようです.

昭和30年代か.